ダックスフンド③かかりやすい病気💉
ダックスフンドがかかりやすい病気とケガの予防🐶
犬にはそれぞれ身体的特徴がありかかりやすい病気やしやすいケガなどがあります。
それらは遺伝的なものもありますが、日常生活で気をつけると防げるものもあります。
それぞれ学んで愛犬のために快適な環境を作ってあげましょう。
短足犬種と言えばよく聞く病気が椎間板ヘルニアではないでしょうか。
そもそも、ダックスフンドは四肢の骨が正常に発育しない軟骨形成不全の遺伝子が発見されてから産まれた犬種です。
四肢の骨が発育しないおかげで手足の短さを手に入れ、アナグマなどの狩猟犬として活躍していたのです。
その短い手足が原因で椎間板ヘルニアを発症しやすいのかというとそうではなく、椎間板ヘルニアになる遺伝子が発見されたそうです。
そのため、椎間板ヘルニアは遺伝的病気にはなりますが、できるだけ発症しないように環境を整えることはできます。
まずは、滑らない床を提供すること。カーペットを敷いたり犬用の滑り止めマットを敷いたり工夫を凝らす飼い主さんも多いでしょう。
カーペットを敷く他にはフローリングワックスと同じ様なもので犬用の滑り止め剤などがあるので、カーペットを敷くことが出来ない場所に試してみてもいいかもしれません🙆
床を滑りづらくする次に行いたいのが段差をなくすこと。例えば、ソファが置いてある家であればソファに登らせないように躾ける、もしくは犬用をスロープを設置してあげましょう。
高い所に飛び乗る・飛び降りる行為は足腰に負担をかけてしまいます。昔から乗り降りしていたから大丈夫、と対策せずにいるとある日突然発症してしまう可能性もあるため注意してください😵
椎間板ヘルニアは遺伝性の病気で予防も難しいですが、できる限り発症しないように生活環境を整えてあげましょう。予防しきれず、発症してしまった場合は速やかに病院へ。
早めに対処することも予防と同等にとても大切です🏥
皮膚の病気
椎間板ヘルニアは注意している飼い主さんも多いでしょうが、ダックスフンドは皮膚の病気にも弱い犬種です。
どういった皮膚の病気があるのかというと、遺伝によるもの、免疫異常によるもの、ホルモン異常によるものがあります。今回は遺伝による皮膚の病気について学びましょう。
遺伝による皮膚の病気
淡色被毛脱毛症
病名の通り、淡い色の被毛が抜けてしまう病気です。この病気にかかりやすいのが2色の毛色を持つ子たちです。
予防も治療も難しいため、もし発症した場合は日頃のシャンプーやブラッシングを優しく慎重に行ってあげましょう。
パターン脱毛症
耳や首、後ろ足など特定の部位で左右対称に毛が抜ける病気です。炎症などが伴うことはありませんが、抜けた部分で色素沈着が起こることもあります。
現時点では治療方法はありませんが、今後医療が発達することによって治療法が見つかるかもしれませんので病院で相談しましょう🏥
エーランス・ダンロス症候群
皮膚が柔らかくもろくなる病気です。通常よりも弱い刺激で皮膚が切れてしまったりするため、環境にも特に配慮が必要となります。
自分自身で引っ掻いてしまってケガをすることもあるので、ケガをしている部分がないか頻繁にチェックしてあげましょう。
皮膚が柔らかく伸びるな、と感じたらすぐに病院に相談に行ってください。
遺伝性の病気となると予防することが難しいのが一般的です。そのため、発症してからの対応がとても大切なことも。
あまり痛そうにしていないから今は大丈夫、と病院に連れて行くのを先延ばしにすると取り返しのつかないことになることも。
わんこ達は話すことが出来ません。私たち飼い主がきちんと知識を持って対処することがとても大切です。
わんこの様子をしっかりと確認して、一緒に健康に過ごせるようにしていきましょう😊
今回はここまで📕
次回からはまた別のテーマで学んでいきたいと思います。